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あらすじ
フェイ、真実を追い神秘法院本部へ! 超スケール頭脳バトル第6弾!
巨神タイタンからチーム名『神々の遊戯を授かりし(メイ・ユア・ゴッズ)』を授けられたフェイ。いまだ謎に包まれた世界最強チーム『すべての魂の集いし聖座(マインド・オーヴァー・マター)』のヘレネイアの真意を確かめるべく、フェイは、ミランダ事務長やウロボロスを引き連れて、神秘法院本部を目指す。「一年ぶりだなフェイ」。その前に現れたのは、フェイの旧チームのリーダー・ケイオスだった。彼の口から語られる世界最強チームの正体とヘレネイアの真意とは――.はるか古より続く神々の遊びを懸けて、フェイの遊戯は、世界を巻き込んだ新たなる局面へと突入しようとしていた!
おすすめ度:★★★★★
感想
アニメ化も決まり、様々な秘密が明らかになる6巻。
5巻に引き続き過去に反映し、突如滅んでしまった『古代魔法文明』の謎。
本作の目玉の設定でもある『神々の遊戯』の”十勝した際の褒美”。
さらに本部にいる『マインド・オーヴァー・マター』のひいては”ヘレネイア”の秘密といった気になる情報がとてもたくさん出てきており、今後の展開がとても気になる形になっています。
その中でも自分の中で鳥肌が立つほどのネタ晴らしというか、秘密はやはりヒロイン『レーシェ』についてですね。
細音先生の処女作でもある『黄昏色の詠使い』の登場人物?だったこと。
レーシェのセリフからと同書の9巻の描写を比較すれば同一の存在であることは明らかで、好きなシーンのことだったのでことさらです。
同作者の作品でもあまり語るのはよくないと思うので割愛しますが、『黄昏色の詠使い』に登場するキャラクターは他作品にも多大な影響や登場しているので、未読の方は是非読んでほしい一冊です。
ちなみに、レーシェの真名については流石に覚えていなかったので、この秘密が明らかになってすぐに確認しに行きました。
正直1回しか名前出てないし、その前後である意味異例なことを主要人物が行っていたのでそっちのほうが記憶が深かったです…
ついでに今回レーシェが告げた名前の他にもう一つ、登場時の名前は『Calra-l-QhaonisLecie-カルラ 血に沸立つ者-』という名で登場しているので興味のある方はこちらも併せて確認してみてください。
全巻通してとても美しい話になっているのおすすめの作品です。
好きな作品だったので結構脱線しましたが、本作の感想に戻って…
前の巻で探していたフェイの元チームリーダーとも無事?再会を果たし、彼の考察を聞けるのかと思ったら一筋縄ではいかないのはいつものこと。
いつもの『人vs神』という構図ではなく2巻のダークス戦以来となる『人vs人』さらに言うなら、今後の展開にフェイが耐えられるかというある意味試験もかねてのゲーム。
いくつかの感想でゲームが複雑ということを聞いていたので結構ワクワクしていたのですが・・・
ボードゲームやカードゲームを趣味にしているからか、そこまで複雑とは思わなかったですね。
それでも実際に作って遊んだら楽しそうというのは思ったので是非商品化してほしいレベル。
ただ、このタイプのゲームは拡張をしづらく、少しでも調整を間違えるとクソゲーになってしまうのでどうなんだろぉ…
なんにしろ、とても深い読み合いをするゲームだったので、こちらも次にお互いが出すカードを先に予想して読むなどとても楽しかったです。
そして次なるゲームに強制連行されたところで次巻ということで、どのようなゲームで、どのような展開が待っているのか今から楽しみです。
ところで、とある理由で行方をくらませたウロボロスはいつ戻ってきますか?
話が終わるまでに彼女?が本編にもう一度絡めるかというのも興味深いポイント。