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あらすじ
「人はそれを『愛』などと称するのではあるまいか?」
「この夏、沖縄で、俺と月愛は……うおおおおお~!」。
互いを思い合う気持ちは確かながら、すれ違いタイミングを逃してしまったリュートと月愛。それぞれの日常を右往左往しながらも、2人の気持ちは一つになり、夏へと向かうのであった。
一方、自分の道を歩み始めたはずの仲間たちも、なかなか歩みが先へと進まないようで……? 恋に憧れ、惑う海愛。友達以上には歩みが進められないニッシー×ニコル。そして……「どうしよう、妊娠しちゃったかも?」。トラブルは沖縄で現実のものとなるのであった。
ギャップありカップルたちが織りなす青春群像劇、青春あるあるエピソード満載の第七巻!
おすすめ度:★★★★
感想
唐突に高校時代の話になってびっくりしたが、そもそも本巻が全体を通してそういう巻だった。
6巻ではいきなり大学に飛んでおり、びっくりし、今巻では上記したように急に高校時代にバックしてびっくりと何度も驚かされることに。
今巻では6巻とは違ってちゃんと月愛と行動し、そしてその行動によって彼らにとって”当時”の想いやエピソードを補完していくというこちらとしても空白の期間を知ることができてよかった。
初めて登場した月愛の新たな双子の妹も登場し、外から見れば仲がいい若夫婦としてあり得る『未来』の形を示し、月愛の新たな目標に対する想いもきけ満足。
そして、6巻でいろいろ変わった人間関係もまた今巻で動き出す。
海愛は新たな”危険な恋”に熱をあげ、苦い経験と共に新たな恋に夢見。
ニコルとニッシーもまた、新たな関係に悩むことに…
我慢して我慢してどうしようもなくなって長年の想いを断ち切って新たに”恋人”になった2人。
それぞれの考えが違い、求めるものもまた変わったことで今までのようにいかなくて、、、
そして、今巻のオチである谷北と伊地知カップルの爆弾は次巻のお楽しみ。
高校時代から成長し、それぞれの考えも変わり、それでも変わらない思いもあって…
話が進むにつれてお互いの想いを重ね、過去より今、今よりさらにといった感じでどんどんお互いが好きになる2人。
とうとう初体験かとゆう状況に至るも…
”過去”の失敗から”未来”を求める月愛の考えはとてもよくわかります、そして、それらを内包した”今”を愛する龍斗の想いが彼女を包み込んだところは本当に尊かったです。
今までの表紙では月愛が龍斗にもたれかかったりとアプローチが月愛よりだったのが、本巻では龍斗が月愛を後ろから抱きしめるという今までとはちょっと違う構図に二人の関係が進むのかと期待もした。
それぞれの課題もありつつ、次巻はいったいどうなるのか、とても楽しみです。