見た目に反して(僕だけに)甘えたがりの幼なじみを、僕は毎日論破しなければならない。

MF文庫j

 こんにちは♪

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あらすじ

「人を好きになるのってコスパ悪いですよ?」論破ラブコメ開幕!
「感情とは害悪です。感情先行で動けば、必ず後悔します」
そう声高に主張し、論理のみを人生の指針とする生徒会長、八神錬理。
そんな彼を支える副会長であり、幼馴染でもある友禅りりは、八神に特別な感情を抱いており、【友達の話】という体で好意を伝えている。のだが、対する八神は……。
「友人が授業中に視線を向けると、頻繁に目が合うそうよ」
「ご友人が彼を凝視しているから、怪訝に思って見返しているだけです」
論破するばかりで、ちっとも気付かない。
届きそうで届かない。伝わりそうで伝わらない。論破できそうで論破できない。
じれったくて甘々な論破系ラブコメディ、始まらなさそうで始まる。かもしれない。


おすすめ度:★★


感想


 読んだ第一印象としては「めんどくせぇ」…

 形としては両片思いという割と好みの設定にも拘わららず、主人公である錬理とヒロインのりりの会話が本当にめんどくさく、続巻用に出したキャラだとは思うのですが、展開に全く影響を与えることが無かったので、登場は後でもよかったのでは?

 さらに、論理的思考に基づく思考と言っている割には感情が多分に入っており、”論破”というよりもこじつけの”屁理屈”で相手の反論をなくしているのが印象的。(ここらへんは意図的にされているようですが…)

 回りくどい言い回しと展開が好きな方はいいかもしれませんが、好みがわかれる作品かと…

 とりあえず、連理のめんどくさい考え方と言い回しを我慢できるかが第一のポイントであり最大のポイント。

 論理的思考と言っている割に感情に左右され、本当に論理的考えになっているのか不明なところが多く見受けられ、その結果なぜそんな突拍子もない結論に至ったかも意味が分からなかったりする。

 結局のところ自分に自信が持てず、相手からの好意をぼかす手段として選んだのがその道だったというのがはっきりと彼自身の行動から見て取れる。

 なぜ彼が感情論を否定するようになったかについては同情・考察の余地はあるが、あのエピソードからはあまり読み取れなかったのは自分がそういったものに共感できないからか?

 後悔したのならそれをバネに今後それらをはねのけられるようにすればいい、後悔したのならその人から距離を置くことで平穏を取り戻せばいい。論理的に考えるならば”後悔”した元凶の元にいることこそ論理的でない。と言える。

 それでもなおそばに居続けるということはそこに”感情”が入っているからなのだが…

 ほかにもいろいろツッコミどころが多いキャラですが、もし続巻が出るならこの性格が少しは改善というよりもほだされるのかという1点は気になるところです…

 一方りりに関しても似た者同士という感じのめんどくささ…

 ありがちですが、「友人の話」というぼかし方で相手に好意を伝えるのはなかなか…

 しかもそれが明確なアドバイスをもらうためのものではなく、細かいエピソードから「=だから彼は私に好意がある」という謎論法…

 そんなアプローチが最初から最後まで見せつけられるのでめんどくささが半端ないことに…

 一応自分の気持ちを素直に言えない者同士のじれじれした関係は結構よかったのですが、いかんせんその素直になれない内容が…

 一応生徒会という設定を元にしているので多少なりとも学校生活改善という活動をしているのですが、その方法もいくつか問題がありますし、終盤のエピソードいるか?と疑問にも…

 『論破』という言葉から期待した討論というのは全くなかったので、同じような印象で買う人は普通のラブコメだと割り切って読んだほうが良いと思います。

 ところで、すでに既読されている中には疑問に思う人もいるかもしれませんが、イラストどうして『学ラン』???

 いや、確かに本編では『ブレザー』と『プリーツスカート』としか書いていないから女性の制服をそうすればいいのはわかるが、だったら男性も『ブレザー』でよくない?それか、本編で『学ラン』と一言書いといてもよかったかな?

 あとは春休み明けなのにもう半袖?こっちもツッコミどころ満載の作品♪

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