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あらすじ
王位継承争いの本格化を受け、エルメスはユルゲンが擁立する第三王女リリアーナの家庭教師を命じられる。
早速リリアーナの元に赴くが、実は彼女はエルメスの師匠・ローズの血族で!?
ローズに似て破天荒なリリアーナはエルメスの教えを拒絶。
家庭教師になる条件として“鬼ごっこ”を持ちかける。
一瞬で片が付くかと思いきや、リリアーナはエルメスを驚愕させる才能の持ち主で――!?
リリアーナを導くと決めたエルメスは“鬼ごっこ”をクリアし、陰謀渦巻く王位継承争いに身を投じていく。
そんな折、王国北部で反乱が発生。
国王の名代として鎮圧へ向かうことになるが、敵は魔法学園のクラスメイト・ニィナの一族で……!?
おすすめ度:★★
感想
学園での騒乱が終わったと思ったら今度は王位争奪戦に巻き込まれる一行。
確かに前回の黒幕との対立もあり話題を変えるのもいいのですが、もう少しゆっくりと下地を作りません?
元々web作品なので話題の切り替えや早い展開が必要なのはわかっていますが…
1巻では『無適正』による追放と再起
2巻では『学園』での若い世代の意識改革
とわかりやすくはあるが、1巻から2巻はまだわかるのですが、2巻の意識改革についてはまだ自分のクラスにしかできてないですよね?
まぁ、新しい話題になったことで新たな問題も出てくるのですが…
今回評価が低い最たる原因は、新キャラの王女の登場によるところが大きく…
元々最有力であった第2王子は1巻の時点で廃嫡され、突如担ぎ上げられる形になったというちょっと同情する余地も無きにしもな彼女ですが、王族なのだからそこらへんはしょうがないということで。
何より、彼女の”適正”が気に食わない。
ラストの王位に就く”理由”と物語の”根本”を考えるなら必要なキャラだということは理解できるのですが、ほぼすべてにおいて主人公の上位互換を出すのはどうなのか?
主人公最強という点は変わらないですし、経験や培ってきた年月の差こそあれ、どうしても腑に落ちない部分も。
一応今巻も上下巻に分かれており、いつも通りなら下巻で今回の問題の解決になるので、どのような”回答”を用意してくれるかによって続きを追っていくか決めようかと思います。
一応”敵”も一部登場していますが、、、
流石に中央どころか怪しい人物の言葉に踊らされて右腕にするのはどうかと思うが・・・
すべては次巻の展開次第だと思っております。
どれだけの物事が解決するかはわかりませんが、楽しみにしています。