血の繋がらない私たちが家族になるたった一つの方法

ラノベ

 こんにちは♪

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あらすじ

でも結ばれる(結婚できる)のは1人だけ
離婚していた両親の復縁で7年ぶりに再会した義理の妹の英梨花。
気の置けない男友達みたいな幼馴染の美桜。
葛城翔太はそんな2人と一緒に、一つ屋根の下で暮らすことになった。
「……兄妹ってこんな感じなのかな」
「兄妹なら、そうする?」
かつて家族のことで寂しい思いをした者同士の3人暮らしは、
他人のはずなのに家族以上に心地よい。
しかし共に進学した高校での恋愛トラブルを避けるため、
美桜と翔太が偽のカップルを演じることになったことから、
お互いが不意に“異性”を意識してしまい――!?
血の繋がらない3人の男女が家族になる方法を模索して、
家族以上の気持ちに揺れ動く同居ラブコメディ。


おすすめ度:★★★★


感想


 家族の”離婚”により離ればなれになった”兄妹”

 家族以上に支えてくれた”幼馴染”

 両親がよりを戻すことで再びつながった繋がりだが、”過去”と”今”、”男”と”女”というはざまで揺れ動く関係。

 高校入学という多感の時期に3人はどのような着地点を目指すのか楽しみな作品。

 妹は離れていたからこそ”普通の兄妹”という枠組みからズレた思考をし、

 幼馴染もまた高校生ということで”女性らしい”格好をすることで今までとはどこか違う姿を、、、

 そんな二人に挟まれ、一つ屋根の下主人公はどのように接していいのか苦悩する姿がとても現実的でよかったです。

 今のどころヒロイン二人も明確な”好意”を見せていないのでこれからなのですが、怪しい”行動”は多いので要注目。

 今巻では経緯、戸惑い、そして共に過ごす”ルール”を作るところまで行きましたが、もちろんその中にも三人のエモいエピソードや結構お約束など楽しい展開もあって続きが気になる展開が多かったです。

 ”家族”になるため、どのような選択肢をそれぞれがとっていくのか、三人それぞれの”着地点”が明確になると一気に物語が動きそうなので、今後に注目したい作品。

 家族モノのラブコメが好きな人には特におすすめの作品です。

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