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あらすじ
サキュバス召喚に成功してしまった童貞かつニートの青年・和友。『淫魔にエロいことをしてほしい』 そんな直球過ぎる願望を抱いていた和友だったが、現れたのは一切いうこと聞かない凶暴でワガママなジャージ女。 スケベなことには興味ナシなこの駄淫魔は、あまつさえ和友の部屋に住みつき、食う寝る遊ぶを享受するだけの居候と化してしまい……?「俺はどうにかしてお前に俺の『願い』を叶えさせるからな」「やれるものならやってみれば~?」「それまでの間、お前はここに置いておくだけだ。勘違いするなよ」「お世話になりま~す」 絶対に淫魔に搾られたい人間、和友。絶対に人間を搾りたくない淫魔、イン子。相反する二人の、奇妙な共同生活は、こうして幕を開けたーー
おススメ度:★★★★
感想
前作の『賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求』のネタのギリギリさと面白さからそのまま買う流れに。
前作に比べると見劣りしてしまう部分もあるが、それでもメインヒロインの設定自体が自分の種族を否定しているところから驚かされました。
『サキュバス』と題名にもあるので前作に比べてまた別の方向にギリギリを攻めていくのかと思っていたら前作と同じようにネタに極振り。
さらに『サキュバス』のくせにエロイことに耐性が0で、召喚士である主人公の言うことも聞かないというちぐはぐコンビのテンポのいい掛け合いが素晴らしく、話が進むにつれてそのキレも増していきます。
人生に絶望し、自殺しようとした引きこもりの青年が最後にやり残したことをしたいがために眉唾物の『召喚術』というものに手をだしたが・・・
召喚されたのが召喚主の言うことを一切聞かない傍若無人のイン子という悪夢…
彼がいったい何に絶望し、そこまでに至ったかは一応シリアスが入りますが、すぐにギャグに引き戻される世界線…一応前作よりもシリアスのシーンは多かったですし、シリアスブレイカーはいないので途中で途切れることもなかったです。
前作と同じように次々と登場人物を登場させ、それぞれのキャラに特性を持たせてイン子や和友と絡ませることで物語のギャグの方向性を変えていくやり方自体はあまり変わらず、イン子の立ち振る舞いを固定させることでメリハリしっかりとしています。
ネタ自体はギリギリの物は”一応”ありますが、前作を読んでいるとやはり物足りなさがどこかある感じに…
ギャグ自体は変わりないのでスナック感覚で読む作品としてはいいかなっといった感じ。