お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件10

GA文庫

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あらすじ

真昼の誕生日も過ぎ、冬休みが始まるとそこかしこでクリスマスの気配が感じられた。
サンタさんが来たことがないと言う真昼に、朝起きるとプレゼントがある時の喜びを味わってもらおうと画策する周。
真昼が幼い頃の思い出に密かに焦がれていると気付いた周は、たくさんの愛情を真昼に注ぎ彼女を満たすのだった。
恋人になってからも互いを思いやり、丁寧に大切に歩み寄る二人だが、成長して注目を浴びるようになった周に予想外の出来事が起こってーー。
可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。


おすすめ度:★★★★★


感想


 前年より濃い誕生日を過ごした二人。

 次に来るのは樹と千歳と仲良くなったきっかけの『クリスマス』

 もう表紙の時点で真昼の幸せな空気が漂ってくるのに、どんな内容なのか…

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 ごちそうさまでした。

 家庭環境があれだった真昼のためにサプライズを用意した周に脱帽。

 本当に喜ばせるのに努力を惜しまないのは見習う点です。

 そして、何事もなく時間が過ぎていき年始…

 親友である樹に重大な分岐が…

 もともと家族に問題があった彼の家だが、今回とうとう爆発…

 親の気持ちもわかるし、子供の気持ちもわかる。

 すれ違い、平行線のまま進んだ結果が今だが、今回ついに一歩前進する事態に。

 ここからどうなるかは彼ら次第だが、次巻以降の変化に期待。

 最後にバレンタインデー…

 真昼と付き合ってから評価が上がっている周の下にも波乱が?

 嫉妬深い真昼も見ることが出来たし、周の苦悩も見れてある意味よかった。

 前の巻が結構腰を据えてじっくり作られていたからか今巻では軽めにサクサク進む形に。

 ”恋人”としては重要なイベントだが、イベントのたびに重くなってもしょうがないので一旦時間を進める意味でもよかったと思う。

 特に、短い中でも『変化』は確かにあった!!!

 次巻からはとうとう3年という最後の年。

 進路をめぐって彼らはどのような”将来”を見るのか。

 次巻もとても楽しみです。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件9

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