光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件

GA文庫

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あらすじ

学内一の人気を誇る光属性陽キャ美少女・朝日光。
テニス界期待の選手でモデルとしても活躍と、まさに天から二物も三物も与えられた存在。
一方、同じクラスの影山黎也は、ゲーマーの闇属性陰キャオタク。
本来なら決して交わることのない対極の二人。
しかし、偶然に乗り合わせたバスで同じゲーム好きだと知ったことで、光は週末の度に黎也の部屋へと入り浸るようになった。
同じ部屋の中、ただゲームに興じるだけ。
そんな時間を過ごすうちに、二人の心の距離は近づいていく。
「じゃあ、明日もいつもの時間に遊びに行くからよろしくね!」
これは光属性の少女と闇属性の少年が、虹色に輝く恋をする物語。


おすすめ度:★★★★★


感想


 陰キャの主人公と陽キャのヒロインが同じ部屋でただゲームをするという前提が面白い内容。

 ヒロインが主人公に興味を持った”きっかけ”もしっかり描かれていたので唐突なご都合展開からすっと腑に落ちた感覚になったのも個人的には◎

 ゲームという”趣味”を通じて週一の関係を続ける二人、学校ではそこまで関係をほのめかす行動が無いのも”秘密の関係”としてとても良き。

 そして、驚いた点としてヒロインがゲームがうまいというのもいい塩梅になっています。

 よく見るパターンだと好きだがゲーム自体はそんなに強くないというタイプも多い中で普通にうまく、その中でもアクションゲームがうまいとかもうね…

 そんな彼女と部屋だけでなく外にも活動範囲を少しずつ広げるのも個人的には評価高いですね。

 急に範囲が広がるのではなく本当に徐々に広がる感じですし、広げると言っても基本的には主人公の行動範囲というのがまたエモい。

 基本的にヒロインが主体で行動するのが多い中でもこういうのは珍しいかと…

 ラストではヒロインの”弱さ”も見られ、その部分をうまく主人公が埋めるといういい展開も。

 今回はヒロインが主人公への恋心を理解し、猛攻を始めたところで終わってしまったので今後どういう展開が待っているのかとても楽しみです。

 そしてもう一組気になる組み合わせが本作で確認できますが、そちらもどうなるのか…

 まぁ、うまく立ち回れば様々な恩恵を与えてくれそうなのでそこも込みで楽しみな作品です。

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