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あらすじ
元バスケ部男子・瀬崎灯也の高校には、人気アイドル・姫野雫がいる。
周囲から“女神すぎる美少女”と呼ばれる雫は、その飛び抜けた容姿と明るい性格から、クラスでも人気者だが――
「やっほー、瀬崎くん。一緒に息抜き、しよ?」
灯也の隣でそう語る自由人。これこそが彼女の真の姿だった。
皆の前では一番星のように輝く雫だが、偶然にも彼女の素顔を知った灯也だけには、気ままで甘えたがりな一面を見せるようになる。
二人はお忍びでゲームセンターに行ったり、カラオケで歌ったり、夜の公園で過ごすうちに、身体が触れ合うほど距離も近くなって……?
気ままな“女神の息抜き”に付き合っていく、秘密の物語がはじまる。
おすすめ度:★★★★★
感想
とにかくいい距離感のラブコメ。
最初こそヒロインの秘密をたまたま見たところから始まり、”素”の表情を見せることができる主人公に近づくことになるが、その距離感が個人的にはちょうどよく、二人の関係性が心地よかった。
アイドルという職業柄、素を出すことが出来ずさらに様々なストレスにまみれたヒロインがストレス解消のために主人公を振り回す姿は猫みたいで結構好きです。
また、主人公もバスケを”やっていた”がとある理由で辞めていこうやる気の起きない生活を続け、ヒロインのことも認識はしていても把握していないという希少な存在。
そんな二人ですが、それぞれが相手の素顔を知れば知るほどその態度が軟化していくのも見もの。
サブヒロインとの掛け合いもよく、主人公に特別な感情を抱いているのはわかるが、主人公が鈍感ということでここについては納得してもらって。
もちろん、いつも通りそのやり取りに対して嫉妬する姿もいい…
次巻ではサブヒロインとの絡みも増えるのか、そして、二人が自分の恋心を認識するのか楽しみだが、当分はこの心地いい距離感がいいなぁ…