甘神さんちの縁結び(6) 

コミック

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あらすじ

7月7日、短冊に願いを込めて甘神神社の七夕まつりが始まる!
ワクワクが高まる中、朝姫だけ陸上の大会に出場することになり
お祭りに参加したい気持ちを抑えて走り出す。しかし、お祭りと
大会を終えて迎えた次の日のはずが朝姫と瓜生だけ日付は7月7日
のまま…。終わりの見えないループの中で大人になりたい少女の
天秤が揺れ動く。 乗せきれない願いを背負い、少女は七夕の環を
巡る!! 巫女×三姉妹×一つ屋根の下のSF(すこし不思議)ラブコメ!!


おすすめ度:★★★★


感想


 表紙からもわかる通り三女の朝姫がメインを務める巻になるが、前回はタイムリープで今回はループとSF色がどんどん濃くなってきている。。。

 三姉妹は相変わらずかわいいので文句はないですし、一人ずつ縁を深めていっているので満足です。

 今回はループということで、朝姫の心の機微をきっかけとしたものに。

 甘神神社で巫女としての「七夕まつり」、陸上選手として「マラソン大会」とのブッキング。

 思春期ゆえにどちらにも参加したいという思いを胸の奥底に隠しつつもという流れですが、

 そんな彼女の悩みを表すように天秤のイラストとともに苦悩する朝姫…

 どちらを選んでもいいというのはわかっていますが、なかなか難しいですよね。

 そして「カレン」というよきライバルの存在によりその胸を決めた朝姫は一歩前進したのではないでしょうか?

 こういう精神的成長を見られるのもいいですね。

 そんな朝姫の悩みとは裏腹に瓜生に恋心を抱いている八重の嫉妬の表情は結構子供っぽくていいですね。

 さらに女性関係でからかわれる瓜生は自業自得と言ってもいいのか?

 ここまで踏んだり蹴ったりの状況だとちょっとかわいそうになるのは不思議…

 恐らく本作の不思議な出来事を裏で起こしている元凶。

 瓜生本人にもちょっかいをかけていることから何かしら理由があるのか?

 正体に関しては恐らく天神神社にいつく神なのはわかっているのですが…

 実際あのお面が姿を現す前に手を叩いていること、後の手を叩くことの意味を瓜生がことも達に教えている場面からもわかる通り”神”であり、純粋な”いたずら”なのか、それとも別の意図があってか、今後のネタ晴らしが楽しみです。

 そして今回の事件をきっかけに熱烈な告白をすることになった朝姫。

 シチュエーションとかばっちりなのに最後にかんでいるのはかわいらしさのなせるわざか?

 なんにしろ、瓜生に自分の気持ちを伝えたことによりヒロインレースとしては一歩前進。

 今後の活躍に期待。

 そして七夕、旧暦の七夕と進めば次はお盆。

 皆さんは墓参りは行きますか?ちなみに自分は毎年お盆と年始に回れるところは墓参りに行っています。

 お盆という時期といつも頑張っている瓜生にこういうサプライズがあってもいいと思いますし、こういうシーンはこの一コマで感動できるからすごいですよね。

 朝姫も本格参戦し今後どうなっていくのか、次巻も楽しみです。

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