こんにちは♪
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あらすじ
夏休み後半に起こった学園都市一帯の水害騒動――やらかしたのは一体どの神だ?
責任の追及を巡って開かれた神列会議は、ギリシャの海神ポセイドンとアイルランドの大地母神アンヌの相対戦の結果に委ねられることに。ところが騒動はそれだけでは終わらなかった!?
突如、東京全体に霧の雲海が出現。その下にはある一点に向かって進行する巨人の影が……! 果たしてこの現象は誰の目的で起こされているのか?
そんな中、住良木は洪水の起こる前日、8月19日に“戻って”いた。「C38」と書かれた分厚い本を見つけた彼は、鳥と共に幕張へ……?
お気軽天地創造&レトロカルチャー・グラフィティ、最新話!
おすすめ度:★★★★★
感想
お騒がせな大洪水事件の解決編!!!
今回も読みごたえ抜群で、本筋からの脱線や役に立つか立たないか微妙な雑学も盛りだくさん(笑)
そして本命のテラフォームの仲間や出見の”友達”も増え、ますます騒がしさを増していくことが予想されるが、さてさてどうなるか…
さて、前回の洪水騒動の解決編ということだが、神列会議で突如発生した”相対”により、ポセイドンとアンヌの二名の対決が!!!
ポセイドンに関しては言うことないのですが、アンヌに関してはアイルランド神話とか知らない…ゆえにどんなことができるのか楽しみに読めましたし、ポセイドンの”起源”に関しては知らないことづくしで今回も新しい知識が盛りだくさん。
それ以外にもメジャーどころからマイナーなところまでその神話の成り立ちや神の”起源”を知ることができるとてもためになる内容が盛りだくさん。
そして丸く収まったところで恒例のテラフォームタイム!!!
神列会議に参加していた神を引き連れて現状確認へ。そして次の戦術目的を話ほかの神々への協力をこぎつける段階で、まさかデメテルがしっかりとした交渉を!!?
理不尽な会話をずっと続けていたのでここでちゃんとした会話ができるのは本当にビックリしました…
その後も今までのマイナスを帳消しにするような活躍をするあたりどこかで頭ぶつけたか?
そんなこともあり多くの神との協力を取り付けることに成功し、今後のテラフォームがどうなっていくのか楽しみが多くなってきました。
今巻の最大の見せ場はやはり後半!!!
あらすじで言われているタイムスリップは物語後半から始まり、解決のために多くの面々がはっちゃけます(笑)
いろいろ解決のための言葉を尽くしていましたが、現場に出ればやはり”戦神”…とても楽しそうに現場を押さえており、何より。
さて、皆さんは上の画像の2匹?が何に見えますか?
自分は最初観た時、左はできの悪い鳥?で右はよくて犬?と思っていましたが、、、皆さんはどうでしょう?
というかこんな何とも言えないのが”敵”とか、せめてテラフォームの炎龍をイラストにしたほうが何倍もかっこいいと思うんですよね…
その炎龍も巻を重ねるごとに進化しているようなので最終的にはどんなのになるか気になりますね♪
そして何よりこのイベントで木戸のさらにかっこいい姿が!!!
控えめに言っても最高ですね♪(この画像のカラーイラスト欲しい…)
木戸に思った以上にバイクが似合ってる!!!このバイク自体元をただせば出見の発案なんですが、彼女の出見に対しての甘さはもうあきらめていいレベルなので…
チョロインもここまでくるとすごいですけどね。
木戸と言えば、とうとう山梨が距離を測る際の正式な命式に…簡単に言えば広さを例えるときに「東京ドーム何個分」みたいなのを「山梨何個分」みたいな感じになっており、まぁどっちもよくわかんないんですけどね♪
いつか出見もこのバイクに乗って「ヒャッハー」って言いながらバランサーを煽る様子が見てみたい。
毎度のことですが知識神のお二人はわかりやすい解説ありがとうございますと同時に、出見の理不尽発言にイラつく様子がもはや一芸になっていて面白いです。
ここぞというときはいいのですが、日常編だと何でもかんでも巨乳にたとえさせられるので今度はどんな表現を使ってくるのかととても楽しみにしています。
今後も出見に困らされるとは思いますし、イラっとさせられると思いますが、めげずに頑張ってもらいたい!!!
お約束と言えばバランサーとの掛け合いも毎度のことながら面白い!!!
そしてなんと今回バランサーが自身のプライドを守るために無理難題に挑戦することに(笑)
いつもの出見の煽りが発端とはいえどういう風に解決し、解決した際には出見に対してどのように上から目線で煽っていくのか今から楽しみでなりません。
最後に、今回メインとなったのが”人”と”神”の関係性について…
たびたび”人”によって神話が伝えられ、統合し、広められていったというのは前提知識としてわかっていることですし、神話の成り立ちを開設する際も人類の動きから解説していましたが、さらに深いところまで。
”人”が認識しているから”神”がいるという考えのもと、その関係性は一方的なものになっているように見えますが、今回出見が一つの結論を神に与えました。
”神”に対して様々な影響を与える出見ですが、今後登場する神とどのような関係を築いていけるのか、何よりどんなマイナー神が登場するのか楽しみ!!!
テラフォームや日常編のメンバーも増え今後賑やかになっていく中で、テラフォームはどのように進むのか?
そしてバランサーは出見に対してマウントを取り賢いAIとしてのプライドを守れるのか!!!
まだまだ道半ばですが、次巻もとても楽しみです。