こんにちは♪
本日の一冊はこちら
あらすじ
「マネージャー、やっていただけませんか?」
高校生神絵師の千景は、クラスメイトの少女・果澪のVTuber 「雫凪ミオ」を仲間たちと制作し、見事大人気個人VTuberにした。それからも順調に活動は続け……夏休みの直前。果澪から「さらに活動を広げていくにあたって、マネージャーを雇うか、事務所に所属したいと思ってる」と相談される。話し合いの末、千景は果澪のために、VTuber事務所『Bloom』を運営している知人に話を聞きに行ってみることに。ところがそこで「お前には期間限定で『金剛ナナセ』のマネージャー業をやってほしい」と、まったく別のVTuberを託され……!?
千景にとってはそのお願いを受け入れる理由などなかったのだが――千景の選んだものとは?
おすすめ度:★★★★
感想
VTuberという形を通して思い悩む少年少女の青春?作品。
ラブコメ要素は少ないが、どのような形であれ”仕事”に対する真摯な姿勢を見せられ、同じように考えたことはあったのか考えさせられた。
VTuber、イラストレーターと種類は違えど、それぞれの考えがあり、どのような姿勢で取り組んでいるのか・・・
今巻ではそのような想いもまた深堀されており、それぞれの取り組みに対する”熱さ”というものが感じられる。
今巻で登場する『金剛ナナセ』の魂である世良は”理想”と”現実”、そして何より『結果』を求めすぎてしまったが故心が折れる寸前に・・・
『ストイック』・『向上心』という本来であればプラスの要素も強すぎれば毒となり、その身をむしばみ、数字というわかりやすい指標があるからこそより、見えてしまうという悪循環…
そういった誰しもが通るであろう”悩み”をどのように解決するのか、興味深く読ませてもらいました。
藩士の内容自体は学生ものやほかのVTuberものに比べると全くと言っていいほど明るくないですし、どちらかと言えば重い内容ですが、一か所でも共感できる部分があったのならとても面白い作品だと思います。
1巻では”現実”に悩み、2巻では”仕事”に悩み…
誰しもがどちらかは最低でも一度は悩んだことがあると思います。
シリアスメインの作品が好きな人は是非読んでください。
誰しもが表に出せない悩みを抱えている。
そんな当たり前のことを再認識できる作品だと思います。
そして朗報です!!!
果澪に新たな悩みが・・・
今はまだ小さな火種かもしれませんが、いつ、蓋をしたその想いを隠しきれなくなるのか…
言語の展開が楽しみです・
話は変わりますが、ミオちゃんの音源はいつ出ますか?