スクール下克上 超能力に目覚めたボッチが政府に呼び出されたらリア充になりました

ラノベ

こんにちは♪

本日の一冊はこちら(*’▽’)

あらすじ

2040年、財政破綻で国家消滅の危機に瀕した日本が掲げた再建プロジェクト。それは超能力者の力を活用して、国内に眠っている資源を手に入れるというものだった。 無能力の渡会錬徒には関係ない話のはずだったが、超能力者への説明会に何故か招集されて……!?「もしかして君、自分が超能力者なの知らないんじゃない?」 15年間全く気付きもしなかった、あらゆる物体を自由に動かせるチート級の能力『テレポーテーション』が突如発覚! 冴えない無能力者だった日々はこの日から一転、それどころか国家再建にすら大貢献!? 超能力サクセスアクション開幕!


おススメ度:★★★


もともとweb作品のころに少し読んでいて今回書籍化されたということで購入した作品になります。

序盤はとても面白かったのですが、後半になるにつれ主人公の能力にやり過ぎ感が出てきて何とも言えないものに…

設定自体は財政破綻した日本経済を立て直すために各分野に適した超能力者をあてがって経済を回すという”超能力”をバトル以外に使う稀有な作品だったので楽しみだったのですが…

話を円滑に進めるためとはいえ主要人物たちの”超能力”の性能がおかしいのが目立ちますが、チート系や主人公最強系が好きな方にはいいのかな?

話の中心の能力が万能なので内容自体サクサク進みますし、、、ここらへんはやはりweb小説独特のテンポの良さというやつですね。

財政破綻という現状を打開するために”超能力”という超常の力を持った人を集めるというのは上記した通りとても面白い設定ですし、”超能力”と聞くとまず思い浮かぶのがどうしてもバトル物を考えるのはそういう能力が派手で、わかりやすいというのもあると思いますが、本作のように使い方によって社会の役に立てる使い方というのはそれはそれでアイディアが尽きないと思います。

主人公自身の設定もいじめられ孤立しているところから、有能な超能力に目覚め成り上がっていくタイプだったのと、自分の能力を使いこなそうと練習するシーンもあり、苦労するかと思いきや結構すんなりでき、かつ制約もゆるい(ほぼない)ので個人的にはもう少し欲しかったところ。。。

能力自体も『テレポート』&『アポート』とどちらも移動系なのでどちらかがうまく使えればもう片方もすんなりいくのもわかりますが、もう少しできる範囲を狭めたほうがよかったのではと思う展開も…

主人公ほどではないですが、主要人物のほとんどがほぼ無制限にその力をふるい日本経済の手助けをします。

もちろん中には分相応の能力もありますが、作中に出てくる大半が主人公には劣りますが結構壊れ性能…

そして日本経済の立て直しを図るなら給料の額ももう少し現実味がある数字のほうがよかった?8桁9桁の数字を出されたら能力に応じた額だとしても支払いのほうが下手したら多くなるのでは?

主人公も含めてヒロインの境遇も考えれば相応の思いは浮かびますし同情もします。

”超能力”によって利益を得ている人がいれば逆に不利益を被る人ももちろんいますし、”人”というのは自分と違うものを否定する傾向にあるのはどのような世界でもいっしょです。

そのことにどれだけ許容し、折り合いをつけて生活するかがカギとなってくるわけですが、本作では同じ境遇の”仲間”で集まることを良しとしたようですね。

今後は”超能力者”のみを集めた学校が設立&転校という流れということで、”超能力”を持たない人は出てこなくなると思いますが、本作では結構醜い部分が前面に出されていたのである意味いいこと?

今後はハーレム展開がメインになりそうな雰囲気がするのですが、どうなることやら・・・(すでにハーレムはほぼ完成している)

自分は2巻以降は発売時に買う本の冊数によって考えるかな?

成り上がりざまぁ展開まで読みたい方は今巻だけの読み切りとして読んでもよさそうです(^^♪

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