双星の天剣使い3

ファンタジア文庫

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あらすじ

【天剣】を持つ者達との因縁、此度で全て終わらすとしよう
敵の騎馬国家【玄】の南征は近い。隻影たちは有能な軍師・瑠璃の教導で騎馬に対する備えは万全だ。アダイの率いる、最強の騎馬軍団と、親父殿――不敗の張泰嵐。人が、国が、そして――天が激動する、最強の決戦。


おすすめ度:★★★★★


感想


 ・・・第一部完。

 表紙からいいですね。

 かつて背中を預け合った仲である二人。

 今世では敵対していますが、その二人が背中合わせで描かれているのは感慨深いですね。

 さて、今巻で長いプロローグが終わり、ようやく二人の物語が始まります。

 またもや多くのものを失う今巻。

 古強者たちは戦場に散り、さらに首の皮一枚で何とかしのいでこれた功労者たちも計略と愚か者の手により散ったが、その心を受け継ぐ”次世代”の活躍に期待が持てるが…

 正直ここからどのように挽回していくのかわからないレベルでヤバいのですが、楽しみでもある点です。

 さらにとうとう旧友にして現在の仇敵であるアダイと遭遇…

 ・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・・・・・

 思っていたのと違う…

 いやね、戦場で華々しい再会とか、実際に剣を交えるとか何かあると思うじゃないですか…

 表紙もすごくかっこいいんだからこの二人の相対が見れると思うじゃないですか…

 それが、、、

 そういう状況は今後に期待ということで…

 そもそも今巻ほぼ活躍してないですからね。

 若い世代の活躍は次巻以降に活躍で、今巻では父親たち古強者の活躍がメインです!!!

 いや、本当にかっこいいです。

 それにしても、2巻の時からわかっていましたが、上層部というよりせめて皇帝がまともなら…

 2巻の時点では”気弱”というイメージが強かったですが、今巻ではなんだろぉ『木偶』以下じゃないかと…

 アダイの下には優秀な人材がまだまだ存在し、今なおその牙を研ぎ澄ましているのに対して、見方は…

 足の引っ張り合いに思考停止からの現実逃避。

 さらに愚策+愚案による最悪の一手ばかり取る愚者ばかりの首脳陣。

 ・・・これって国を見限るところからスタート?

 それともあの皇帝の血筋に突然変異とでもいえる『名君』の器を持った人物でもいるのか?

 最後に、こんな絶望的な状況であり、さらにアダイから注目される『天剣』

 悲しみを乗り越えた先どのような戦いが待っているのか続きがとても気になる作品です。

双星の天剣使い2

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