地味なおじさん、実は英雄でした。

ダッシュエックス文庫

 こんにちは♪

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あらすじ

ストレスを抱えながら、面倒な仕事をこなす毎日を送る社畜サラリーマンの佐藤蛍太には、秘密のストレス発散法があった。
それはバッティングセンターに通うこと。
ただし「ダンジョン」という名の。
18年前の天変地異で迷宮が出現し、若者を中心に攻略配信が流行する新宿で、蛍太は夜な夜な金属バットを片手に、単身で深層階に潜り込み、凶暴なモンスターをかっ飛ばしていた。
蛍太と同居する姪っ子の光莉は、ある日、その秘密を知り、蛍太の戦闘動画をこっそり配信してしまう!!
ありえない強さが大バズりし、本人のあずかり知らぬ所で、視聴者だけでなく有名配信者にまで注目されるようになり…。
地味なおじさんの無自覚成り上がりファンタジー、開幕!!


おすすめ度:★★★★★


感想


 タイトルと副題から読み取れる内容がまさにそれ!!!

 ジャンルとしては現代ファンタジーでダンジョンが出現した現代でブラック企業に勤める主人公が『ストレス解消』(ここが重要)のためにダンジョンに挑むというもの。

 ダンジョン内の活躍に関しては他の主人公最強系と変わらない活躍なので割愛。

 本当にこのブラック企業に勤めるという点が個人的には一番刺さった(笑)

 絵にかいたような中間管理職で上司の無茶ぶり、取引先のポカ、後輩の作業の手伝い等本当にひどい環境だと思える。

 そして、その取引先というのが今巻の敵役なのですが、こちらも心が全く痛くならないクズ揃いなのが救い。

 仕事をしている人は特にかもしれませんが、とても共感できる部分が多いです。

 また、ストレス解消法もぱっと見はバッティングセンターのノリなのでそこについてもいいですね。

 話の展開も早く、爽快感もある作品かつ、共感できる部分が多いので楽しめる人も多いのでは?

 登場人物も増えるので、今後主人公を中心にどのような展開が待っているのか、そして、彼のストレスが緩和されることはあるのか…

 胃がキリキリする展開もあるかもしれませんが、是非読んでみてください。

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