義妹生活9

MF文庫j

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あらすじ

高校生活、最後の夏。兄妹の恋愛生活小説、第9弾。
学校では『恋人』、家では『兄妹』。
すりあわせによって適切な距離を見つけた悠太と沙季だったが、直後、両親のいない『完全に二人きりの二日間』を過ごすことになってしまう。
果たして二人は適切な距離を保ち続けられるのか……。
一方、学校のイベント、友達の青春と応援、新人バイト『後輩ちゃん』との交流など、悠太と沙季に新しい風が容赦なく吹きつけるが……?
『出会い』から一年、様々な出来事を経て変わった二人が迎える高校生活最後の夏。
友情と青春と新たな出会いの先に『兄妹』が向き合う感情とは――。


おすすめ度:★★★★★


感想


 いつの間にか作中で1年経っており、悠太と沙季の『兄弟』の関係が変ってきた本作。

 今巻ではいったいどうなるのか…

 前の巻では依存し始めていた沙季が自制のために『すり合わせ』をし、”呼び方”が変りました。

 久しぶりの『すり合わせ』を見ると、根本のところでは最初のころから変わっていないのがわかりました。

 新学年になり、新たな環境にも慣れたところに、バイト先にも変化が…

 GW前後ということで恐らくバイトが入りやすい季節だと思いますが、作中でも例にもれず新人が参入。

 登場自体はまだ少なく、全体像はあまり見えていませんが、今後どのように2人の仲を引っ掻き回すのか、それとも…

 そして学校では球技大会編。

 今まで周囲と協力などしていなさそうだった二人がそれぞれ団体競技に参加し、チームプレイというものに考えを巡らせる。

 悠太に関しては丸やチームメイトからの言葉から心境の変化があったのか、最後には自主的に動くことに。

 この動きが今後どうなるか…

 そして、ラストでは親友である丸の最初で最後の公式戦観戦…

 親友の活躍にいったい何を思ったか、また、沙季も親友の涙に何を感じたか…

 安定し始めた二人の関係だったが、今後どうなるか…

義妹生活8

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