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あらすじ
リムル消滅の報により激震が走る魔国連邦。
しかし以前とは違いリムル生存の確信を持つ幹部たちの姿に、すぐさま冷静を取り戻していった。
リムルが帰還したときに国がなくなっていたでは笑えない。今は目の前の問題に対処するべきだ。
そう考えるベニマルは、地下迷宮に侵入したディーノ率いる天使軍団に集中する。
中でもヴェガの浸食スキルはやっかいな性能をもっていた。
この難局に、二つの漆黒が敵の前に立ちふさがる。
おすすめ度:★★★★
感想
インフレが極まってきた本作ですが、ここまで来たらもう追いかけるしかないと覚悟を決め、新刊を購入。
なんだかんだ言っても前回のラストでリムルが飛ばされ、さらにダグリュール率いる巨人族の前に現れたヴェルドラとの決戦と面白そうな話題に事欠かさなさそうな今巻。
結構前の話題ですが、リムルとのつながりを絶たれたことで崩れたテンペストの面々はその混乱に乗じて騒然たる被害を与えられました。
その時と同じような状況に陥った今回、前回の反省を生かせるのかが今回の”鍵”。
進化し、それぞれが精神的にも成長した面々がどのように今回のピンチを乗り切るか…
前の巻では敵にいいようにやられていた印象を受けましたが、今巻では逆に味方陣営が進化し、今まで敵わなかった敵に一矢報いるくらいに戦闘中に進化する様がとても印象的。
特に前回いいようにやられていた対ダグリュール戦は見比べるとその違いがよくわかる。
そしてピンチは戦場だけでなく舞台はダンジョンに…
怠惰の化身の本気を見ることができる。
フェルドウェイの支配から脱却し、味方に戻ったディーノ。
様々なところで決着がつく中一冊まるまる登場しなかったリムルの帰還は次巻に持ち越し。
眷属の成長がよく見られた今巻、一応次巻でラストの予定のようだが、一冊で風呂敷をしまえるか不思議…
どのように完結するのか楽しみです。