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あらすじ
絶対にバレてはいけない、二人だけの青春デイズ。
「先生の食事、これからは俺が作りますよ」
アタシ、天条レイユは高校の先生をしている。お隣さんにおすそわけをしたら、相手はなんと教え子の錦悠凪くんだった!!
この事実がバレたら学校をクビになるかも!? アタシたちは秘密を守るために「隣人協定」を結ぶ。お互いひとり暮らしだから困った時は助け合う──つもりがアタシの方が胃袋を掴まれちゃった。助けるはずが、どんどん甘えさせられて骨抜きに。もう君がいないとダメになる。
ダメよ、天条レイユ。彼は教え子、恋をしてはいけない相手なのに! 近づいたり離れたり──二人の恋は波のように曖昧に揺れる。
先生と生徒の近すぎる秘密の青春ラブコメ、ここに開幕!!
おすすめ度：★★★★
感想
先生と生徒という禁断系の作品。
この手のタイプの多くは付き合っていることを秘密にする秘匿系の作品が多い中、本作はまだ”恋”を育むところ。
偶然隣人ということを知ったところから関係が始まるというお約束の一つから始まるが、世話をするのは男性側というのも珍しい形。
元々教師としてのヒロインに好意を寄せていた主人公がぐいぐい行く形であり、禁断の恋とわかっていつつも我慢することができないほど溢れる想いを眺めるのがいいですね。
一応サブヒロインとして同級生のヒロインも登場し、主人公に対して並々ならない想いを募らせていきますが、どこかのタイミングで本格的な三角関係になるのか楽しみではある。
隣人であり、淡い恋心を持っていることを知っていることから細かい”ルール”を設け、時間制限も設けたが、本巻のラストではお互いに離れることが難しいほど思いが募ったことで”ルール”を変更するというのが何とも言えない現実を見せられている気分に。
お互いに想いあっているのに立場と年齢から大腕を振って付き合うことができないが、現状も秘密にする『付き合うための”秘匿”』生活。
本巻だけでも結構急接近していた二人が今後どのように関係を秘匿し、育んでいくのかとても楽しみです。
