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あらすじ
ハロウィン後、ますます一緒にいることが多くなった颯真と千佳。
休日にプールで遊んだり、秋祭りで焼きそばを食べさせ合ったり、デートのためのデートをしたりと、二人は無自覚にイチャイチャしていた。そんな時、文化祭でのある出来事をきっかけに、学校でも颯真と一緒に色々したい、もっと恥ずかしがる姿が見たいという気持ちが千佳の中でドンドンと膨らんできて――
「私がこういうことをするのは、颯真さんだけですよ」
お菓子が結ぶいたずらな天使との甘くて刺激的なラブコメ第3弾!
おすすめ度:★★★★
感想
恋人よりも恋人らしい行動をしている恋心のわからない二人が織り成すラブコメも3巻。
今巻では千佳に強大なライバルが登場!!!
1巻で颯馬がお菓子を渡していた女子のうちの一人が今巻から本格参戦か???
すでに構築されている二人の関係性を考えると何歩も遅れて、時遅しというレベルですが、気持ちの本気度としては伝わってきた。
さらに、巻末のエピソードで彼女の颯馬に対する印象と想いがよくわかるエピソードだっただけにどうにか報われてほしい。
そして、千佳もまた自分の未解明な気持ちに対して一歩を踏み出し始める。
和久井さんの颯馬に対する”気持ち”をぶつけられ、揺らぐ場面もあったが直後に自分でも引けない部分があることを自覚するといういい場面が。
颯馬に対するいたずらや行動もなかなかいい感じで、ほっくらする場面も多く、気持ちに気づかないまでも二人の空気感は◎
自分の気持ちをはっきりさせるために様々な行動もするも原点に戻ってくる感じも二人らしいし、”正解”は無いといういい見本。
周囲にも自分たちの関係性をばらし、いちゃつく範囲も広がった二人。
時間も場所も選ばなくてもよくなった二人がこの先どうなるのか楽しみです。
もちろん、かませ犬にしかなっていない和久井さんもこの後どう話に食い込んでくるのかも期待する部分。